2、裏蓋を開ける

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ベルトを開くこが出来たら、専用の工具を使って裏蓋を開けます。

構造によって開け方が全然違うので、ご自身の時計がどのタイプなのかを確認してください。

裏蓋の構造は主に3種類に分かれます。

 

 

こじ開け

まず、使う工具です。下の画像の工具(こじ開け)を使って開けます。

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先端が薄くなっているのでここをケースと裏蓋の間に押し込んで開けます。

大半の腕時計にはこじ開けを差し込むための隙間があります。

下の画像の赤い丸の部分がそれです。

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このタイプは特にわかりやすいタイプですが、わかりにくい時計もあります。

真横からよく見てケースと裏蓋の間に隙間があればそこがこじ開け位置です。

隙間を見つけられたらこじ開けを差し込みます。

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そして、押し込むように力を加えます。

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持ち方はこんな感じです。

グッとこじ開けを内側に押し込んでください。

押し込みながら上下に少し動かすのがコツです。

ただし、滑らすと時計に傷が付いたり、手を怪我することもあるので気を付けてください。

 

スクリュー

このタイプは裏蓋自体がネジになっていて専用の工具で緩めて取り外します。まずは工具のご説明を致します。

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このオープナーは3点の出っ張り(赤丸の部分)をケースの溝にひっかけて裏蓋を反時計回りに回すタイプです。2点のものもありますし、それより多いものもあります。引っかける部分の距離は調節ネジを使って時計裏蓋に合わせる必要があります。

それでは裏蓋の溝の部分を確認しましょう。下の画像の赤丸、黄丸がひっかけ溝です。(赤丸の3点にひっかけるか、黄丸の3点にひっかけるかわかりやすいように色分けしました。溝自体に違いはありません。)もし2点式のオープナーの場合は対角線上にひっかけます。

この時点でオープナーのサイズを裏蓋に合わせて調節しておいてください。

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開け方が確認できて、オープナーを裏蓋のサイズに合わせることが出来たら時計を固定台に固定します。

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しかっりと固定が出来たら先ほどのオープナーを溝にひっかけて土台をおさえながら反時計回りで回します。

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一度ゆるんだらあとは指で回していった方が楽です。

無事に開くと下の画像のようにムーブメント(機械)が見えてきます。

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ネジ止め

単純にネジを緩めて外すだけですが、対角線順で一旦すべてのネジを軽く緩めた後にもう一度対角線順にネジを緩め取り外していきます。
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ネジやネジ受け部分に負担がかかるので裏蓋の中心を軽く押さえ、ネジが緩んでも蓋が浮かない程度にして作業する事をオススメします。

稀に止まっている個所によってネジの長さが違うことがあるので取り外しながら確認してください。

ネジは小さいので紛失やネジ山の破損に注意しましょう。

ネジが取れたら裏蓋を取ります。

 

次に下の画像をご覧ください。G-SHOCKの場合さらに黄色の矢印の部分の灰色のシートを取ります。

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取り方は単純に剥がせばいいのですが、ムーブメント(機械)にくっついているときがあるのでご注意ください。

さらに赤い丸で囲ってある部分にはバネが入っています。このバネがなくなってしまうとアラームが鳴らないなどの不具合が出てしまうので無くさないように気を付けてください。

赤い矢印の部分には防水パッキンが入っています。後々外すようになるので場所だけ覚えておきましょう。

 

灰色のシートが取れたらムーブメントが見えてきます。

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裏蓋は無事に開けられましたか?
ここからは中の機械を壊さないように注意してください。

特にコイル(オレンジ色っぽい所)はピンセットなどで引っ掻くと簡単に断線してしまいます。
※裏蓋を開けたままにするとホコリや湿気などが入ります。開けた後作業を中断する場合などは一旦裏蓋を仮で閉めておくことをオススメします。



←1、ベルトを開く

3、中枠の取り外し→

 

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