8、裏蓋を閉める

2015年7月12日

 

ここまで出来た方は裏蓋を開ける事が出来たでしょうから閉め方は何となくわかると思いますが、各構造に分けてご説明いたします。

ですが、その前に 3、中枠の取り外し で中枠を外した方は取り付けてください。

また、防水パッキンなど取り付け忘れたパーツはありませんか? 裏蓋を閉めてからだとまた開けるのも大変なのでここで再度ご確認ください。

こじ開け

裏蓋には方向があります。

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上の画像は裏蓋の内側です。

赤い丸の部分に切れ込みがあります。これがリューズ(時間合わせのツマミ)の部分に来るように裏蓋を合わせます。

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上の画像のように位置が合っていないと巻真(リューズから歯車に力を伝達する芯)が折れることもあるのでご注意ください。

 

裏蓋の方向を合わせることが出来たら、後は裏蓋を押して閉めます。

ただ、ここが難所で、簡単に閉まるものもあれば、まったく閉まらないものもあります。

もし、閉まらない場合は  [裏蓋が閉まらない場合] のページをご覧ください。

コツを書いておきました。

 

スクリュー

これは裏蓋自体がネジになっているので途中までは手で閉めます。

そして最後だけオープナーを使ってグッと力を入れて閉めます。

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スクリュータイプはこじ開けタイプと違って時計に対して裏蓋の刻印が真っ直ぐにはならないことがほとんどです。

まっすぐにしようと無理に締めないでください。

あと、プラスチック製のケースの時計は閉めすぎるとケースが破損することがあるのでご注意ください。

 

ネジ止め

ネジを閉めるだけです。

ネジを外したとき同様、対角線順に閉めます。

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一度軽くすべてのネジを閉めます。

その後にまた対角線順に本締めをします。

ネジは小さいので無くさないようにご注意ください。

 

最後に

裏蓋が閉められたら、時刻を合わせて完了です。

お疲れ様でした。

一番最初にベルトを外したり中留めを分解した方は取り付けて完成なので次の工程に進んでください。