ベルトの選び方

2016年11月14日

 

前回の記事、ベルトの外し方、取り付けはご覧いただけましたでしょうか? そちらでも申し上げましたが、ベルトを買う前に、ベルトが外せるかどうかをご確認ください。 ベルトを先に買ってしまうと外せなかった時にベルトが勿体ないので。

問題なく外せましたら今度はベルトの選び方です。

実はベルトには特殊な形が存在します。 特殊な形のベルトは専用のベルト以外の取り付けが困難なうえ、メーカー純正品以外がなかなか手に入りません。

この項目では、まず特殊な形のベルトとはどのようなものなのか? とベルトサイズの測り方、素材や尾錠についてご紹介をしていきたいと思います。

特殊な形のベルト

まず、取り付け部分がストレートなのか凹凸があるのかで選べるベルトがかなり変わってきます。

pic030

上の画像の時計のベルト(青い部分)にご注目ください。 左の時計のようにベルトの付け根に凹凸があるタイプは純正以外はなかなか合うものがありません。

右の時計の場合はベルト付け根がストレートになっています。 汎用品で販売されているものはほとんどがこの形のものです。

※どうしても純正以外で凹凸のあるベルトを探したいならベルト自体を探すよりストレートタイプのベルトを加工してくれるお店を探したほうが良いかもしれません。

 

ベルトサイズを測る

pic029

上の画像の時計は取り付け部分がストレートのタイプです。

取り付け部分(ケース内側)を測ります。

1ミリ単位でサイズは変わってきますが汎用性のあるベルトメーカーから販売されているものは2ミリ単位の偶数で作られていることが多く、奇数サイズのベルトは種類が限られてきます。

私も21ミリのベルトの時計を持っていますが探すのに少し苦労しました。(無いことはないが、種類や色が少ない…)

 

素材選び

サイズが分かったら素材を選びます。 カーフ(牛革)をはじめ、ワニやトカゲ、ナイロンや金属といった素材まであります。

ただし金属ベルトの交換でしたら純正品を選ぶか、販売店に相談してみた方が良いと思います。 というのも革ベルトは素材自体が柔らかいため多少の厚み、奥行の違いは押し込めば取り付けることが出来ますが、金属ベルトは硬いので横幅、高さ、厚み、奥行などが合わないとなかなか取り付けることが出来ないからです。

革に関しては素材によって金額もかなり変わります。 2000円くらいの物もあれば1万円を超えるものもあります。 比較的、カーフ(牛革)が手ごろな価格でワニやトカゲになると高くなることが多いです。

(革ベルトの素材についてはこちらのページをご覧ください。)

 

尾錠の色、サイズ

素材が決まりましたら、尾錠の色をケースの色と合わせるのも忘れずに行ってください。シルバー、ゴールド、ブラックに加え最近ではピンクゴールドなんかもあります。

実は尾錠側もサイズやベルト穴の形状が同じであれば新しいベルトに移植することが出来ます。 尾錠部分にロゴが入っているものもあるので移植したい方はそちらのサイズも調べたうえでベルトを選ぶことをオススメします。

(下の写真の赤い矢印部分のサイズを測ってください)

pic031

※構造はバネ棒やネジなど、ベルト取り付け部分と同じ構造のものが多いので外し方は ベルトの外し方、取り付け のページを参考にしてみてください。

 

最後に

以上の点をご確認いただき、ベルトをお探しください。

また、革ベルトでも厚みや、取り付け部分が特殊なタイプも多々あります。 まずは、サイズ、そして構造などをしっかり確認した上でベルトをご購入ください。