GPS時計について
時代は進化しました。 今や腕時計にもGPSが搭載され、衛星電波を受信して時刻を合わせることが出来るようになりました。
しかしながらまだまだ一般的に普及しているとは言い難く、実際に使用するにあたってのメリット、デメリットを知らない方がほとんどだと思います。
そんなわけで、今回はGPS搭載の腕時計の特徴をメリットとデメリットを含めてご紹介していきたいと思います。
GPS衛星から電波を受信して時刻を合わせる
言葉の通りGPS衛星から位置情報と時刻情報を受信しています。
位置情報を受信することによって場所を特定し、現地の時刻に合わせてくれるので海外に行く際には非常に便利です。
電波時計の場合は現在の位置を自分で設定した上で電波を受信すれば自動で合わせてくれますが、電波塔は世界中どこにでもあるわけではないので海外に行く際はGPS時計の方が優秀と言えるでしょう。
空が見えないところでは受信できない
衛星から電波を受信する為、空が見えない場所では衛星電波を受信することが出来ません。
つまり、電波時計のように夜間に自動で時刻調整をしてくれません。 また、屋内や悪天候にも弱いです。
しかし、一部のモデルは一定の光を感知すると屋外に居ると認識し自動で衛星電波の受信を行ってくれる時計もあります。 GPS時計を買うならこの機能が付いているモデルをオススメします。
電波時計より受信が早い
時刻を合わせるだけなら最短3秒で受信する時計があります。(2015年5月調べ)
場合によっては手動で合わせるより早く済むかもしれません。
電波時計だと10分以上かかるので比べるまでもなく早いです。
地図アプリと連携できるものもある
ランニングをする人向けに地図アプリと連携して通った道や距離を記録できるものがあります。
しかし、GPS搭載の時計のすべてに搭載されている機能ではないので購入の際は注意が必要です。
これらの物は充電式の物が多いですが、比較的連続動作時間は短いです。
各メーカーによって特徴が違う
実はGPS搭載の時計と言っても各メーカーで特徴、機能が少し違います。
GPS時計の代表的なメーカーは【SEIKO】【CITIZEN】【CASIO】の三社です。
メーカごとに特徴をご紹介します。
【SEIKO】
衛星電波から位置情報と時刻情報を受信する時計。 一番オーソドックスなGPS時計と言えるでしょう。
【CITIZEN】
GPS衛星から時刻情報だけを受信することも可能。 そのため時刻調整が非常に速い。
ちなみに時刻情報受信の世界最速はCitizenの時計です。(2015年5月現在)
【CASIO】
ハイブリットGPS電波時計。 要するにGPS衛星電波も地上電波も受信できるという時計です。
両方の電波を受信できることによって確実な時刻情報の取得を重点に作られています。
最後に
GPS搭載の腕時計は大きい物が多く、まだまだ小型化は進んでいくでしょうが現時点では一般的な時計と比べると一回り、いや、2回りは大きいものがほとんどです。
時間の正確性で言えば「GPS」「電波」「スマホ連動」の3種類があげられますが、これらの中でも比較的高価なものが多いです。
個人的にはもう少し小さくなったら欲しいと思う時計の1つです。