ステンレススチールの特徴。 間違った認識を持ってませんか?

2017年5月6日

 

時計の本体は大抵金属が使われています。

一部の時計はプラスチックのみで出来た物もありますが、まったく金属が使われていない物は稀です。

今回は時計に使われる金属の中でも非常に使われる機会の多い「ステンレススチール」についてご紹介していこうと思います。

頑丈

時計に使われる金属でよく使われるのは「ステンレススチール」の他に「真鍮(しんちゅう)」「チタン」「アルミ」があります。

この中でも最も高度が高いのは「ステンレススチール」です。

傷が付くことはありますが、ある程度の厚さが有る部分は曲がったり凹んだりすることはほとんどありません。

 

錆びない?

ステンレススチール製の物と言えば真っ先に思い浮かぶのはフライパンなどの生活用品に関係するものが多いかと思います。

これらの売り文句が「サビに強い」という事もあってか一部の方は「ステンレスはサビない」と勘違いされているようです。

実は、ステンレススチールはサビます!

腕時計の裏蓋はステンレススチールで出来ていることが多いですが、内側のフチの部分にサビが付着していることが多いです。

裏蓋の内側のフチの部分は腕の汗が付着したままになりやすいので、最もサビやすい部分です。

 

アレルギーは起きない?

金属ベルトや時計の裏蓋は金属で出来ているので肌に触れます。

使用中は常に肌に触れるわけですから、アレルギーに関しても注意が必要です。

一般的にステンレススチールはアレルギーを起こしにくいと言われています。

しかしながら、ステンレススチールでアレルギーを起こしてしまう方がいるのも事実です。

心配なら医療機関でテストをすることをオススメします。

 

たまに「アレルギーが出て困る」と相談を受けますが、こればっかりはどうにもなりません。

強いて言うなら服やリストバンドの上から使う事をオススメします。

 

最後に

これでステンレススチールのご紹介を終わります。

この素材は本当に多くの時計で採用されています。

最近では軽くするためにチタン製の時計も増えてきましたが、まだまだステンレススチール製が主流です。

時計を選ぶ際は金属の素材で選ぶのも一つの手段かもしれません。

基礎知識

Posted by Y.mas