タイメックスの電池交換のやり方 キャンパー編
以前にタイメックスの「ウィークエンダー」の電池交換の方法をご紹介しましたが、今回は1980年代に発売され、今でもそのシリーズが世に出続けている「キャンパー」の電池交換のやり方をご紹介していきたいと思います。
ただし、作業に関しては自己責任でお願いいたします。
※当サイトの文章や情報に基づいて起きてしまったいかなる被害も、管理人は一切責任を負えません※
お持ちの時計が同じ時計であればこちらのページをご覧いただくのが一番ですが、他の時計にも対応できるように 電池交換のやり方 のページもありますので、興味があれば是非ご覧ください。
1.裏蓋のネジを外す
この時計は裏蓋がネジで4か所止まっているタイプです。
単純にネジを緩めれば外すことができますが、下の画像のような順番で緩めていきます。(スタートはどこからでも構いません)
また、ネジは最初に軽く(半周ぐらい)緩めた後、再度同じ順番でバランスよくネジを緩めていくのがポイントです。
ネジを緩める時は裏蓋の真ん中を少し押さえておくとネジやケースへの負担を減らすことができ、開けやすくもなります。
2.裏蓋を外す
ネジを外せば裏蓋は外れますが、ケースにぴったりくっついていることが有ります。
その場合はケースと裏蓋の隙間からマイナスドライバーやピンセットを使って裏蓋を剥がしてください。
ただし、ケースはプラスチックなので破損しないようにご注意下さい。
3.中枠を外す
この時計には中枠が有ります。(白いプラスチックのやつ)
下の画像の赤い丸の部分は電池押さえにもなっているため、これを外さなければ電池も外すことが出来ません。
また、防水パッキンもケース側に付いているので一緒に外しておきましょう。
中枠を外すにはムーブメント(機械)を軽く押さえた状態で中枠を持ち上げます。
中枠に引っ張られてムーブメントまで動かないようにして下さい。
中枠は全体的にバランスよく少しずつ持ち上げると外しやすいです。
※ムーブメントを押さえる時は指サックの使用をオススメします。 素手では手の油分や汚れが付いてしまう為、あまりオススメできません。
中枠を外すとこのようになります。
4.電池を外す
電池を外す時もムーブメントを軽く押さえながら行います。
電池外すには電池を押さえいる爪を外側に広げながら電池の下にピンセットを入れる感じで電池を持ち上げるようにします。
5.電池の品番の確認
この時計に使われている電池は「SR626SW」です。
比較的多くの時計に使われている電池ですが大きな家電量販店でないとあまり売られていないかもしれません。
6.新しい電池を入れる
電池を入れる時は、まず片側を入れ、軽く電池を押さえながら電池押さえの爪を外側に広げます。
7.パッキンの清掃
外したパッキンにシリコングリスを塗布します。
動作には直接関係していないのでこの項目を飛ばしても良いのですが、パッキンの劣化は結果的に時計に悪影響を与えるので、できれば行って頂きたいです。
シリコングリスを塗布しなくてもパッキンを入れる溝や裏蓋の掃除はオススメします。
8.中枠の取り付け
電池を入れることが出来たら、中枠を取り付けます。
中枠には表裏と方向が決まっているのでご注意ください。 間違っている状態で無理に取り付けるとリューズが折れてしまいます。
リューズをよける部分が有るのでそこを基準に合わせてください。
9.裏蓋の取り付け
次は裏蓋の取り付けです。 取り外しの時とポイントは同じです。
まずは裏蓋の方向を間違えないように合わせ、ネジを下の画像の順で絞めていきます。
ただし、締める時も最初は順に仮締めをし、次に本締めといった具合にバランスよく力が加わるように締めていってください。
10.時刻調整
最後はしっかり動いているかを確認し、時刻調整をして終わりです。
最後に
これでタイメックスの「キャンパー」の電池交換のご紹介を終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
電池交換がうまくいくことを願っています。