4、電池を抜く

2015年6月27日

 

裏蓋を開けることが出来たら次は電池の入れ替えです。

世の中にはたくさんの腕時計があって構造も様々です。

この項目ではアナログタイプによくある構造とデジタルタイプによくある構造の2種類をご紹介していきたいと思います。

 

ただし、先ほども申し上げた通り腕時計には様々な構造の時計があります。

今回ご紹介する2つの構造のやり方を応用して電池を抜ければいいのですが、もしかしたらご自身の時計は全く違う構造かもしれません。

あらかじめご了承ください。

 

ではさっそく、電池の抜き方を…といきたいところですが、その前に電池の持ち方をご説明いたします。

電池をピンセットでつかむ場合は注意が必要です。

ボタン電池は品番やメーカー名が書いてある面と側面がプラス(+)、反対側がマイナス(-)となります。

つまり金属のピンセットでつかむ時に下の画像のようにつかんでしまうとショートしてしまいます。

IMG_1940

つかむときは下の画像のように横を挟むように持ちましょう。

これならプラス(+)同士なのでショートすることがありません。

IMG_1932

前置きが長くなりましたが、それでは電池の抜き方をご説明いたします。

 

アナログタイプによくある構造

pic016e

これは機械部分を拡大した画像です。

まず、電池を押さえている部分を確認します。

(この時点で確認をしておくと後に電池を入れるときにわかりやすいと思います。)

 

上の画像の機械は赤い矢印の2点で電池を押さえています。

電池を外すには黄色の矢印の部分の穴にピンセットを引っかけて外側に引っ張ります。

この時、ピンセットを滑らせてコイルを切断させないようにご注意ください。

 

上手く押さえていた爪を外せると下の画像のように電池が上がります。(もしくは勢い余って電池がジャンプします。)

pic-015

あとは電池をピンセットでつかんで持ち上げるだけです。

 

デジタルタイプによくある構造

デジタルタイプの時計は下の画像のような構造が多いです。

これは電池押さえが電池をまたがって押さえています。

下の画像をご覧ください。これは横から見た図です。(雑な図ですみません)

構造は下の図の通りです。

上の図で言うと緑のパーツを外します。

下の画像のように隙間があるのでそこにピンセットの先を入れて外に少し開きます。

開くと電池押さえが浮き上がりますので反対側も外します。(反対側は外れないようになっているものもあります。)

勢いあまってパーツが飛んでいかないようにご注意ください。

電池押さえが外れると下の画像のように電池が外れるようになるのでピンセットを使って隙間から電池を外します。

 

最後に

無事に電池は外せましたでしょうか? やっとここまでで中間地点です。

この次は電池の品番の確認になります。

外した電池は品番の確認に使いますので捨てずにとっておいてください。

 

また、電池を抜いた際に電池が液漏れしていないかを確認してください。

液漏れに関しては 電池の液漏れは危険です。 でご紹介しています。

 

もし、今回ご紹介した電池の抜き方を見てもよくわからないという方は別ページで他の時計の電池交換のやり方をご紹介していますので以下のリンクも参考にしてみてください。